こんにちは節約ヤロウです。
前回に引き続き「薄毛(社会人編)」をお送りします。
浮いた存在
就職という節目で短髪にできなかったため、大学の時と同じ精神状態で社会人をスタートすることになりました。
就職という環境の変化はかなりのストレスであり、さらに男の一人暮らしということもあって精神面と栄養面のバランスが崩れ始めました。それにより薄毛の進行も加速し入社半年にして、ヘアスプレーを使い寄せて隠すという不自然極まりないことをはじめてしまいました。当時はとにかく薄毛を隠すことが最優先だったため、後先を考えずに少しだけという気持ちからヘアスプレーを使いはじめてしまいました。
新入社員ともなれば歓迎会やら週末の交流会などイベントが目白押しです。親睦を深める目的のため新入社員は 半強制参加 となっているものが殆どで、年に数回のお泊まりのイベントもありました。もちろん同期入社の仲間たちは全員参加です。
私はイベント内容を精査してから参加していました。どういうことかというと・・・
「 遊園地 → 絶叫マシン → 髪の毛乱れる → 不参加 」
「 お泊り → お風呂 → 薄毛ばれる → 不参加 」
「 ボーリング → 屋内 → 髪の毛安全 → 参加 」
こんなことをしていたら同期の中でも浮いた存在になるのは時間の問題でした。同期の輪から外れても、周りから何と思われても薄毛がバレるリスクを避け続けました。
泥沼化
初めのころは少し寄せてから軽くスプレーする程度で薄毛を隠すことができましたが、薄毛の進行と共に寄せる量が増えてきてヘアスプレーの使用量も多くなってきました。そのため朝の支度が非常に大変でした。
- シャワーを浴びて頭皮の油分を落とす
- エアコンの風を当てながらフワッとした感じで乾かす
- 髪の毛を自然な感じで寄せて薄毛を隠したら軽くスプレーする
- 問題なければ大量にスプレーしてガチガチに固める
作業時間は約1時間
こんなことをしていたら頭皮にも悪影響ですし、薄毛も加速して悪循環になります。ヘアスプレーを大量に使用すると髪の毛が ベトベト になり、ニスを塗ったかのように ツヤツヤ して逆に目立ちます。また、セットした髪型は腫れ物のように扱うので、帽子を被ったり汗をかいたり強風などに細心の注意を払っていたため仕事よりも神経を使っていました。
入社数年もすると薄毛を隠すのも限界が近づいてきました。朝の支度も失敗することが多くなり、作業時間も失敗を考慮して 2時間 を確保するようになりました。髪型も妖怪のような見た目になり、すれ違う人が二度見するほどの酷い有様となっていきました。
精神的にも塞ぎ込むようになり、必要最小限の外出しかできなくなりました。実家にも帰りずらくなり買物も閉店ギリギリの人気の少ない時間帯に行きました。この生活がいつまで続くのだろう、この先どおなるのだろう、何も解決策を見いだせないままズルズルと底なし沼でもがいている状態です。
私は何か悪いことしたのだろうか、人に迷惑をかけてきたのだろうか、神様に見捨てられたのだろうか。全てを投げ出して知らない土地で一からやり直す方が幸せになれるのか、毎日寝る前に色々と考えるようになり寝付けない夜が増えてきました。
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