こんにちは節約ヤロウです。
今回は人生の中で精力的に活動できる20代に悩んでいた薄毛についてお話します。約10年という長期に渡り悩み続けていたため3回に分けて思い出しながら投稿いたします。
今は坊主頭にして楽になりましたが、これまでの薄毛との壮絶な20代を書いていきます。
同じ悩みを抱えている方の参考になればと思い投稿を決心しました。
抜毛のはじまり
大学3年の夏に大きな不安がよぎりました。それは 就職活動 です。周りを見ると、目標とする会社の採用試験に向けて準備する仲間たち。少数ですがインターンシップに参加する人も。そんな中私は、適当に大学生活を送っていたため周りとの差に愕然として何をしたらいいのかもわからず、ただ不安だけが膨らんでいきました。
周りの就活生が全員優秀に見えてきて、自信を無くしていきました。 「どの会社にすればいいのか」「就職先が決まらなかったらどうしよう。」「自分は社会に適応できるのだろうか」とにかく社会人への不安が止まらなくなりました。
不安定な精神状態で生活を続けていたある日
ん?
なんとなく頭皮がムズムズするような感覚に襲われました。心配だったので、シャンプーをしている時に抜毛を確認すると えっ?多い?! 頭の中が真っ白になりました。 当時21歳。
ハゲじゃない!
「気のせい」「気にしない」「まだ全然大丈夫」「抜毛は1日50本のはず」と自分に言い聞かせましたが、シャンプーのときに抜毛を確認して、朝起きたら枕の抜毛の本数を数えてしまいます。人一倍神経質な性格が災いして不安は日に日に大きくなりました。
「就職活動」「薄毛」で極限の精神状態であったため、薄毛の進行は思ったより早いような気がしました。「高額なシャンプーを使う」「育毛剤を使う」「マッサージをする」「ワカメを食べる」可能な限りの対策を行いましたが、努力の甲斐もなく前頭部の進行が特に早くて数か月で あれ? と感じるくらいまで進んでしまいました。
一時的だから大丈夫!就職が決まれば治る!もともと毛量が少ない方だった!と自分を励まし続けましたが、改善することはありませんでした。そして、この頃から周りの視線が前頭部に集まるようになりました。
私はハゲではない。そこまで酷くない。ボリュームが少ないだけ。
ハゲ この2文字を言われることに恐怖を感じるようになりました。
ハゲと言われたら今までの考えが全否定され、ハゲという現実を突きつけられて無理矢理認めさせられることになります。当時22歳の私にはあまりにもつらい現実であり受け止めるには重すぎます。だから絶対にハゲと言われたくないし認めたくない!一時的なものだからそっとしておいてほしい、誰も私を傷つけないでほしい。
ハゲと言われないように無意識のうちに生活が変わっていきました。「できるだけ目立たない」「自分を出さない」「授業数やバイトを減らす」「床屋に行かないで自分で散髪する」「同窓会や旧友との交流を減らす」「部屋に引きこもる」社会とのつながりを極力持たないようになり、家族との会話も減っていきました。
卒業間近になると公共の場でもハゲという言葉が聞こえてきたらどおしようと怯えるようになり、常にうつむいて元気がなく人の顔を見ることができなくなりました。特にお風呂上がりの姿は現実を突きつけられるため鏡を見ることもできなくなり、当然家族にも見せられないのでお風呂上がりはすぐに部屋に引きこもりました。
若い頃の薄毛は人生をも狂わすといってもいいくらいです。薄毛に悩み怯えて自分に自信を持てなくなり遠慮して生活するようになりました。
今考えると就職前に 皮膚科 に相談して短髪にしてありのままの自分で社会人として出発していればと後悔しています。
補足ですが、就職活動は研究室まで足を運んでくださった会社にお世話になることになりました。また、家族にも薄毛の相談ができなかったため、一人暮らしを選択しました。
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